
「青少年のための科学の祭典 和歌山大会(おもしろ科学まつり)」を本年度も和歌山大学にて開催できる運びとなりましたことを大変うれしく思います。 この催しは、「もっと科学に触れる機会を届けたい」という思いから始まりました。 現在では、科学技術にとどまらず、和歌山県を中心とした地域産業や高等教育、文化、さらには環境問題や社会課題にも目を向ける、幅広い学びの場として発展しています。 現代社会では、情報機器の操作技術が当たり前のように必要になり、人工知能が急速に発展しています。 このような変化の激しい社会では、子どもから大人までどの世代にあっても、より良い生き方を模索し、課題を主体的に解決する力が求められています。 そのためには、新しい技術や価値観を積極的に受け入れ、自らの関心に沿って探究し、異なる世代と対話を重ねていくことが必要不可欠です。 「おもしろ科学まつり」では、子どもから大人まで楽しめる多彩なテーマの出展を通じて、そんな学びと交流の機会を提供しています。 出展者として、教育機関の教員のみでなく、その教え子である中学生、高校生、または、大学生、そして、企業や自治体となど多様な立場の方々に参加いただいています。 出展者の皆さまが考えた「見てほしい」「知ってほしい」ことを発信することができ、体験を提供することができる機会として活用いただいています。 COVID-19の影響で人と人との交流は一時分断されました。 科学の実験を含めて現実世界で起こっていることを知り、それについて議論するための道具として、インターネットやSNSが便利であることは間違いありません。 今も多くの場面で活用されています。しかし、わたしたちの知的好奇心を確実に満たし、議論する場としては「ホンモノ」に勝るものはありません。 ぜひ「おもしろ科学まつり」に足をお運びいただき、「ホンモノ」に触れる楽しさと感動を体験してください。皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。
2025年度 実行委員長 井嶋 博(和歌山大学)
| 開催要項・実行委員名簿(PDFファイル) |
| ちらし・ポスター(PDFファイル) |
2025年度は、和歌山大学学内の改装工事に伴い、使用できる教室の数が限られております。
このため、ご出展に必要な会場確保を優先し、例年実施しておりました「開催記念式典」は中止とさせていただきます。
誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、魅力的な出展を選奨する「おもしろ科学大賞」の結果発表及び授賞式につきましては、後日、オンラインで開催させていただきます。
「おもしろ科学まつり」では、ご来場の皆さまにできるだけ多くの体験をしていただくことを大切にしています。
そのため、滞在時間の短い展示や実演を通じて、来場者が気軽に複数のブースを巡ることができる「おまつり型」(事前予約不要の従来型)の出展を中心的な企画として位置づけております。
一方で、出展者の皆さまからは、「実験の原理や仕組みをしっかり説明しながら、来場者とじっくり関わりたい」といったご希望が寄せられており、来場者からも「落ち着いた環境で、詳しい説明を聞きたい」といった声が寄せられてまいりました。
こうしたご要望を踏まえ、2023年度から新たに導入したのが「じっくり型」の出展です。
これは、各回10名の小人数制、事前予約・時間指定制の体験教室・ワークショップなどを想定しており、参加者がより深く内容に触れることができる出展形式です。
「じっくり型」では、以下の実施条件を設けております。
青少年のための科学の祭典・和歌山大会実行委員会(担当教員: 西村 竜一)
〒640-8510 和歌山市栄谷930 和歌山大学 学生自主創造支援部門(クリエ)内
E-mail:omoshiro2025[_at_]kagaku-wakayama.com
※お問い合わせは電子メールでお願いします。
([_at_]は、アットマークに変更してください)
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